「人に物を聞く」ことは恥ではない、本質を盗み、自分のオリジナルデザインせよ

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【直面した怪奇現象】 かつてホンダエンジン(1.6Lシングルターボ+MGU-H)F1チームは、12万回転を超えるMGU-Hの激しい振動と、熱地獄にハマり、「自動車エンジン世界一」のプライド(自前主義)が邪魔をして3年もの歳月を無駄にした。 一方で、最初から勝ちまくっていたメルセデスF1チームは、世界初のジェット戦闘機を実戦投入したお国柄(メッサーシュミット、ドイツ)ならではの、1940年代から国内に広く蓄積されていた「超高回転・ジェットエンジン技術の物理知識」を、グループ企業から、恥ずかしげもなく最初から知見を収集、総動員し、システム全体を最適化(物理現象の最適解化)していた。

【凡百のエリートの迷宮】 「自分の専門分野なんだから、他人に聞くのは恥ずかしい」、「社内の、自分たちのチームの力だけで解決してこそ本物だ」と、小さなプライド(メンツ)にこだわり、専門外の物理現象の前に力尽きて遭難する。

【マクガイバー住職の思考の筋道】

  1. 学問の境界線(壁)を壊す: 私が某地方国立大学の大学院で、修士論文『切削挙動とレビンダー効果』を作成していた時のことだ。「機械切削」という、工作の限界を突破しようとした時、どうしても「液体(切削油)が固体の強度を下げる」という【物理~化学(界面現象)】の融合領域に踏み込まざるを得なくなった。
  2. プロの部屋のドアを叩く: 「私は機械の人間だから化学はわからない」と諦めるのは早い。私はすぐに、同大学の「応用化学科」の教授元に、教えを請いに聞きに行った。
  3. 本質をベースに、自分のシステムを組む: 他人の知恵(知識)を借りることは、決して恥ではない。「現象の本質を100%捉えるために、その道のプロの脳みそを借り、そこをベースに自分のシステムを唯一無二のオリジナルとしてデザインする」。これこそが、エンジニアリングの正しい王道なのだ。

【授けた最後の一手】 プライドという名の時間的無駄を削ぎ落とし、外部の「厚い知見」を能動的に巻き込んで、自分の考えと融合、最速で真理にたどり着く。

【結末】 前出のホンダエンジンF1チームも最終的にプライドを捨て、同社内の「ホンダジェット(ビジネスジェット)」の知恵を借り、後にF1世界王座を奪還した。 自分の頭の中だけで完結させようとするな。世界中の知恵を「本質を掴むための道具」として使い、それを元に自身だけのオリジナルの旗を立てよう。

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