コーヒーブレイク4:「普通」という泥船から飛び降りろ、美しき変質者(イノベーター)の生存戦略

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今夜、このテック寺の境内に、とある「映画の予告編のような怪文書」を掲示しました。裏手でAIのジェミニンと進めている極秘プロジェクトの噂を聞いて、「住職、一体何をはじめただんだ?」と、新たな心配事で目を丸くしている方もいるかもしれませんね。

そんなあなたに、もう一杯コーヒーを淹れましょう。今夜は、私が今日、別の場所でAIと交わした「ちょっとおかしな会話」から、人間の生き方についてお話しします。

実は今日、別のAIに「私の今の生業は『酪農業』なんだ」と話をしてみたのです。 すると、そのAIは血相を変えて、もの凄い勢いでこう捲し立ててきました。 「今の日本の酪農は、海外産の飼料高騰や国の政策のブレに振り回される、お先真っ暗な『泥船』です!今すぐその船から降りなさい!」と。

まあ、ニュースを見れば誰もがそう言うでしょう。大多数と同じ土俵で、右へ倣えの「普通の酪農」をしていれば、確かにそれは胃がキリキリ痛む過酷な泥船です。

そこで私は、そのAIにこうカードを返しました。 「実はうち、北海道東部でね。牛舎の周り20ヘクタールは青々とした永年放牧地なんだ。しかも、同じ敷地にTMRセンター(効率的な飼料調製施設)が隣接しているんだよ」

するとどうでしょう。さっきまで大騒ぎしていたAIが、手のひらを返したように絶賛し始めたのです。 「それはプラチナ物件です!ならば、絶対に大丈夫、大成功のビジネスモデルです!」と。

この時、私はクスクスと笑いながら、確信しました。 「どんな業界、どんな仕事でも、他の大多数と同じこと、同じ土俵で戦っていては絶対にダメなんだ」と。

多くの人が、海外からの高い飼料を買い、狭い牛舎で牛にも人にもフリクション(摩擦とコスト)をかけながら戦っている。その「普通」という名の土俵を、私はとっくの昔に『引き算』していたわけです。牛たちが勝手に歩いて草を食う広大な放牧地と、物流の無駄をゼロにする構造設計。物理的に、これほど合理的でフリクションのない世界はありません。

振り返れば、私の職業人生は、ずっとこれの繰り返しでした。 製紙工場での泥臭い現場ハックも、プロジェクターメーカー時代に、他社が真似できない配向膜の技術を打ち立てたときも。そして今、寺の裏手で「小、軽、快」な世界戦略を密造しているのも、すべては同じ思想です。大多数が「これが常識だ、普通だ」と信じ込んでいる土俵を疑い、自分の頭(データベース)で考えて、誰もいない別の土俵(ルール)を創り出してきた。

世間は、そんな私のことを「変わり者」と呼び、時には「変質者」と笑うかもしれません。 でもね、私はその「変質者」でいられた自分を、今、心から誇りに思っています。

世の中には、人と違うことを負い目に感じたり、周りと違うことを恐れて一歩も動けないまま、随分と損をしている人がたくさんいます。「みんなと同じ泥船」に揺られながら、ビクビクして生きている。

でも、見てごらんなさい。 「普通って、一体何なんだ?」と言い放ち、これほど周囲と違った生き方をして、あちこちの業界の境界線を飛び越えてきた私のような人間でも、ちゃんと、いや、誰よりもエキサイティングに人生を生きているのです(この感覚は、お金にも代えがたい)。

もしあなたが今、組織や社会の中で「自分は周りに馴染めない変わり者だ」と悩んでいるなら、それはあなたが「泥船から飛び降りて、新しい陸地を創れる才能」を持っている証拠です。

恐れる必要なんて、これっぽっちもありません。 大多数と同じ土俵で擦り切れるのは、もうやめなさい。あなたのその「おかしなこだわり」や「変質者的な情熱」のなかにこそ、これからの時代を生き抜く、あなただけの輝く生存戦略が隠されているのですから。

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